比熱の定義 固体と液体のみを考える熱力学【うわべ知ったか高校物理教室】
こんにちは。今日は熱力学ということで、はじめに物質の状態「固体と液体」だけを勉強していきます。
そもそも、物質には三つの状態があることはご存知ですよね。
そう、「固体・液体・気体」の三つです。
その中でも、簡単な「固体と液体」だけを勉強するわけです。
では、なぜこの二つが簡単なのでしょう?
それは、この二つが体積が変わりにくいという性質をもつからなのですが、、
詳しくは次の「状態方程式」のページで説明します。
比熱の定義
物質の「温度の変わりにくさ」を表す量です。
例えば、アルミのスプーンをバーナーで炙った時と、鍋に入った水をバーナーで炙った時、熱くなるのにどちらが時間がかかるかを感覚で答えて見てください。
多くの人は「熱くなるのに時間がかかるのは『水』でしょ」と答えるはずです。
両方、バーナーで炙っているのに、どうして違いが出るの?
この答えこそが、「比熱の違いがあるから」なのです。
物理の記号としてはラテン語「calor」 の「c」と書きます。
次は熱容量の説明をしていきます。